若者の〇〇離れ ~ 倹約とスマホから生まれる価値観 ~

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若者の〇〇離れ ~ 倹約とスマホから生まれる価値観 ~


世間では、「酒離れ」「タバコ離れ」「新聞離れ」「テレビ離れ」「映画離れ」「旅行離れ」「クルマ離れ」「結婚離れ」「ブランド離れ」「ゴルフ離れ」「ギャンブル離れ」「コンビニ離れ」「活字離れ」「海離れ」「年賀状離れ」「選挙離れ」・・・と無数にあげられています。

でも、よく見ると、これらから離れたのは、若者だけに限らないですよね。

実は、この「若者の○○離れ」を指摘する現象は今に始まったことではなく、さかのぼれば1972年の岩波書店の雑誌『図書』の中で、すでに若者たちの「活字離れ」に警鐘を鳴らしています。

70年代後半には、「活字離れ」「文字離れ」を取り上げた新聞記事が続々と登場し、今でも「活字離れ」という言説が現役で語られるくらい、昔も今も「若者の○○離れ」と言われてしまうようです。

しかし、今の時代において、なぜこんなにたくさんの「離れる」現象が起きているのでしょうか、その原因は何処にあるのでしょうか。

現代の「若者の〇〇離れ」の共通点を探してみると、どうやら「お金」と「スマホ」に関係があるようです。

よく「若者の貧困」が問題として取り上げられていますが、今の時代、若者たちは会社員になっても贅沢できるほどのお金をもらえていません。

増税や社会保険料のアップ、給料が低い・上がらない、ボーナスがない、そもそも非正規雇用の可能性も高く、少ない月収でやりくりしているので「消費離れ」しているとも言われています。

そう考えると、「お酒」「タバコ」「ブランド」「ギャンブル」「ゴルフ」など、無駄にお金がかかることからは離れますし、「家」や「車」を買うといった世間の常識やステータスよりも、「車」が必要だと思えば買う、必要なければ買わない、すなわち「自分の価値観」にあったお金の使い方をするようになっています。

「世間の常識」よりも「自分の価値観」を重んじることから「結婚離れ」になり、さらに「お金をかけない」傾向から「恋愛離れ」も起こっているのかもしれません。

また、「スマホ」の普及によって「本離れ」や「新聞離れ」が起こり、ゆえに「若者の活字離れ」と言われていますが、実際の若者たちは毎日大量の活字を「スマホ」で読んでいます。

実は、「スマホ」普及の影響を受けている商品やサービスはたくさん存在していて、例えばカバンだと、歩きスマホをしやすいリュックタイプや、スマホをスッと入れられるポケットのあるものが売れています。

逆に、森永のチョコフレークや明治のカールが全国販売終了したのは「スマホ」を持つ手が汚れるからだという話もあります。

ネットが普及している今、月額使い放題を利用して、より安く「音楽」や「映画」などを「スマホ」で存分に楽しむことができるので、「お金」のかかる娯楽施設に行く必要もなくなりました。

そのほか、アフター5は待ちに待ったスマホタイムとなり、触りたくてたまらなかったスマホで、SNSを通して友達とコミュニケーションをとったり、写真を撮って投稿するなど、やりたいことがたくさんあるので「飲み会離れ」にも繋がっているのかもしれません。

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そういえば、かなり前から「若者のフェイスブック離れ」は起きていますが、10代の間ではすでに「インスタ離れ」も始まったと言われていますね。

⁡[ 一般社団法人 目白心理総合研究所 ]
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