会員様紹介企画Vo.1  土屋垣内 晶(つちやがいと あき)様 (アメリカ合衆国/ローリエット脳研究所)

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目白心理総合研究所の会員様を紹介させて頂く企画の記念すべきVo.1は、土屋垣内晶様。とても興味深いお話を聞くことができました。今後、会員様同士のつながりを広げていくために、多くの会員様をご紹介していきたいと考えています。

Q、目白心理総合研究所への入会のきっかけを教えてください。

土屋垣内様:目白心理総合研究所に入会した理由は大きく3つあります。まず、アメリカ在住で日本の臨床心理士会は休会していますが、日本向けにサービスも展開していますので、保険制度に加入する必要がありました。探していたところ、目白心理総合研究所の賠償責任保険を見つけ、入ることにしました。2つ目は、アメリカにいながら日本の心理学に関する情報にアクセスしづらい環境を補うためでもあります。3つ目は、日本で資格取得していなくても、相談業務にあたっているような人々が学べる場として、この研究所の活動に深く共感したことです。

Q、土屋垣内様の現在の活動を教えてください。

土屋垣内様:アメリカのローリエット脳研究所で、主にうつ病や不安障害の患者の脳波やMRI画像を用いた研究に従事しています。加えて、心理学的な知識を活かし、科学的根拠に基づいた呼吸法の教育サービスを日本向けに提供しています。呼吸法は、単なるリラクゼーションの枠を超え、健康や心理的安定をサポートする強力な手法です。私のプログラムは呼吸を化学、運動機能の解剖学、心理生理学の3つの側面から捉えて展開します。このアプローチは、精神的な安定のみならず、喘息や花粉症、睡眠障害、月経前症候群など身体的な症状の改善にも効果が期待できる点が特徴です。

私たちは、脳神経科学や呼吸法を活用したメソッドを、短期集中のオンライン講座で提供しています。しかし、これらはあくまで手段の一つにすぎません。本当に大切なのは、自分の強みやこれまでの経験(自分史)を振り返りながら、「誰のどんな悩みを解決し、どんな未来を創りたいのか」を考え抜くことです。今の時代、「出口戦略」(自分のやりたいことを実現するための選択肢や道筋)がとても重要だと感じています。そのため、私たちは企業内外を問わず、あるいは起業を目指す方々が、自分のやりたいことの可能性を複数広げられる場を提供したいと考えています。その一環として、次のステップに進みたい方を対象にコミュニティを運営しています。このコミュニティでは、講座で学んだ呼吸法やメソッドをさらに深め、それを自分の強みと組み合わせて新たな商品やサービスを生み出す方法を一緒に考えます。また、初めてのクライアントと出会い、その方々を支援する力を身につけられる環境を提供しています。

さらに、日本では公的な資格を持たなくても、実際の業務で相談や支援を行っている方が多くいらっしゃいます。そんな方々や、呼吸法やセラピーを活用して他の人を助けたいと考えている方々が、自由に意見を交わせる場としてこのコミュニティを作りました。私たちのコミュニティは、単なる技術の習得だけでなく、それを活かして自分らしい未来を創り出し、他者にも貢献できる力を育む場です。一人ひとりが自分の可能性を広げ、より良い未来を切り開くためのお手伝いをしています。

Q、土屋垣内様の今後の目標や夢は何ですか?

土屋垣内様:資格がなくても、それぞれの人が自分の強みを活かして活躍できる社会を作ることです。特に、心理や健康に関するサービスを提供する人々は、どうしても一対一のカウンセリングが主になるところで単価が低くなってしまいます。いきなりビジネスですが()もっとケアする人々が自分の時間を犠牲にすることなく、持続可能な働き方を実現することに貢献したいです。そのために、呼吸法を中心としたスキルの提供を通じて、自信を持って社会に貢献できる仕組みを作っていきたいです。

 

Q、当研究所となにかできるとしたら?

資格を取ってもそれを活かす為には、協会の枠組みの中だけでの動きになってしまうのが、もったいないと思っています。研究所のワークショップやイベントとかありましたらどんどん紹介していただいき、エビデンスのある知識を私の周りの人たちも入れてもらいたいなと思っています。資格を取ることを目的にするわけではなく、本当に社会に貢献できる人を増やしていきたいです。

 

あとがき

今回、資格の有無にかかわらず、本当に社会に貢献できる支援者の重要性をお話しして下さった土屋垣内さん。資格だけではなく実践の場で活きるスキルを身につけることを大切にする目白心理総合研究所の理念に通じるものを感じました。土屋垣内さんが呼吸法に注目されたのは、研究の中でMRI画像にノイズとして写る、クライエントの呼吸からだったとのことです。メインである脳研究の傍ら、呼吸法からの支援サービスを展開され、まさにご自分の可能性を複数考えるパラレルキャリアの先駆者ですね。パワフルな活動の源はやはり「呼吸」。普段から口呼吸ではなく鼻呼吸を徹底されており、就寝時も口の字型の口閉じテープを貼るそうです。

そんな土屋垣内さんのご趣味はロッククライミング。ジムや自然の中でのクライミングを楽しむことはもちろん、パートナーの方と障がい(主には発達障害など)を持つ子どもたちをアウトドアへ連れていき、ロッククライミングに挑戦する事業も手掛けているそうです。「趣味と実益」とおっしゃっていましたが、ここからも可能性が発展しそうですね。

☆土屋垣内様が運営するWEBサイトやSNS☆
呼吸に関する豆知識など、今後配信予定:https://www.instagram.com/dr.aki_lab/
毎日5分聞くだけで!脳の使い方が変わる:https://stand.fm/channels/6637863f875ed51dcfd3482e

 

以上、会員 土屋垣内晶(つちやがいと あき)様のご紹介でした。

「私も紹介してほしい」「会員の皆様に紹介してほしい」というご要望がありましたら、ぜひ研究所へお寄せください。皆さまとのつながりを広げていくことにより、研究所として出来ることをもっと探っていきたいと考えております。よろしくお願いいたします。

 

取材/執筆:関麻子

 

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