2025/08/27
目白心理総合研究所では、「こころの専門家」であるセラピストを育成し、認知行動療法の資格認定を行っています。また、資格認定にあたり必要なカリキュラムは、提携機関「Room Turn Blue」の「CBT資格認定講座」で開講されています。今回は資格認定講座の概要や受講された方の声をお届けします。
Room Turn Blueの「CBT(認知行動療法)資格認定講座」とは?
Room Turn Blueが提供する「CBT(認知行動療法)資格認定講座」は、科学的根拠に基づいた心理療法を、基礎から実践まで体系的に学べる講座です。単に理論を学ぶだけでなく、ロールプレイを交えた実習を中心に構成されているため、学んだ知識をすぐに使えるスキルとして身につけられる点が大きな魅力です。講師は臨床経験豊富な谷口知子理事長が担当し、受講者一人ひとりに丁寧な指導が行われます。少人数制で進められるため、安心して演習に取り組み、実践的な力を養うことができます。さらに、使用するテキストはすべて谷口理事長作成のオリジナル教材であり、教材と演習が一貫しているからこそ、理解を深めながら着実にスキルを積み重ねることができます。
講座の構成は?
まず「ベーシックコース」で附帯されている「サポートAコース」において、セラピストとしての基本姿勢や、傾聴・共感を大切にしたコミュニケーション、アセスメントの方法などを学びます。初心者でも安心して基礎を固められる内容です。
次に、認知再構成法や行動活性化、問題解決技法など、具体的なCBTの技法を習得します。ロールプレイを通して多様な事例を扱うことで、臨床場面に応じた応用力を高めていきます。ベーシックコースで基礎力をしっかり身につけて資格を取得したら、近年産業領域で注目されているEAP専門家としてもスキルアップしていくことが可能です。また、セラピストのための基礎研修や認知行動療法およびEAPコンサルタントの研修をフリースタイルで受講できる「サポートBコース」を選択しながら、継続的に学び続けることも可能です。
受講後に得られるメリット
この講座を修了することで、以下のようなメリットが期待できます。
- 実践的なカウンセリングスキルの習得:現場ですぐに使えるCBTの技法を、自信を持って活用できます。
- クライエント対応力の向上:多様なケースに応じた柔軟な支援が可能になります。
- 専門性の強化:資格認定により、心理職・援助職としての専門性や信頼性が高まります。
- キャリアの広がり:医療・福祉・教育・企業など幅広い分野で、CBTを活かした活動の可能性が広がります。
このように、Room Turn BlueのCBT資格認定講座は、体系的な学び・実践的な演習・独自教材の三本柱によって、認知行動療法を「理解する」だけでなく「使える」ようになることを目指しています。心理職や支援職の方はもちろん、これからCBTを学びたいと考えている方にもおすすめです。
受講者の声
2025年度前期受講されたAさんから、感想等をうかがいました。Aさんは企業へ勤務される傍ら、支援者になるための勉強を続けてこられました。
Q)CBTを学んだ動機を教えてください。
A)これまで(支援者になるための)学びにおいて、傾聴や共感といった姿勢・態度は学んできましたが、それだけでは問題解決に結びつかないことを痛感していました。特に企業やクライアントは「早く解決したい」「費用に見合った効果が欲しい」と考えています。そのときに必要なのは、具体的な介入方法です。エビデンスに基づいたCBTなら、日常的な問題や産業領域でも即効性のある支援ができるのではないかと思い、学んでみようと決めました。
Q)CBTを学んでみてどうでしたか?
A)実際に学んでみて、まず「とても実践的でわかりやすい」と感じました。しっかりとした知識が学べることに加えて、多くのロープレを体験できる点が一番の魅力です。また、考えていた以上にカウンセラーが強く介入するところが印象的でした。そうやって、具体的に思考や行動の変容を促していくところはCBTの大きな特徴だと思いました。しばしば、クライエントからの強い抵抗にあうなどの難しさも感じました。心理教育を丁寧に行い、ラポールや治療同盟を築き直す場面もあり、決して簡単ではありません。一方、行動面からのアプローチと組み合わせて使うことの重要性に気づけたのは大きな収穫でした。
Q)今後の展望を教えてください
A)これからは、カウンセリングの場面だけでなく、マネジメントコンサルテーションや研修にも応用していきたいです。単に「思考の癖を直す」といった内容だけではなく、行動変容に重きを置いた研修プログラムのようなプロダクトを作れたらと思っています。もっと実践を広げ、クライアントに合わせた柔軟な介入ができるようになりたいです。
Q)目白心理総合研究所へ要望はありますか?
A)これから実践を重ねる中で、「わかったつもりでもできていない」ことが必ず出てくると思います。だからこそ、スキルアップ研修やケースカンファレンスの場があればいいなぁと思います。他の専門家とケースを共有しながら学び合うことで、介入の幅も広がるはずです。また、EAPの現場では個人支援だけでなく組織全体へのアプローチが求められます。日本の企業文化に合った形で組織介入を学べる機会があれば、より実務的に役立つと感じています。
2025年度後期「CBT(認知行動療法)資格認定講座」は、10月より開講予定です。ご興味のある方はぜひお問い合わせください。