隔世伝承あそび ~ 日本の知恵を後世に伝える ~

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隔世伝承あそび ~ 日本の知恵を後世に伝える ~ 日本には、ただ単に楽しむというだけでなく、それと同時に作法や礼儀などを伝えていく「隔世伝承」と呼ばれるあそびがあります。 「伝承」とは、「風習」「信仰」「言い伝え」などを受け継いで後世に伝えることで、大切なことを言葉で後世に残していきます。 「隔世伝承」は、「祖父母」の世代から「父母」の世代へ、「父母」の世代から「自分」の世代へと受け継がれ、そして「自分」の世代から「子」の世代へと、後世に伝えていくことをいいます。 昔から日本では、このような受け継がれるあそびを通して、子どもたちに生活の知恵や生きるための技術を身につけてきました。 例えば「お手玉」は、お手玉の作成を通して裁縫を身につけることができ、また、遊ぶ際には正座の正しい座り方を身につけることができます。 「おはじき」は、指を器用に使って遊ぶことで、器用さを養うことができます。 「じゃんけん」は、グー・チョキ・パーのどれも同じ強さと弱さを持っていますので、物事を決める際に、公平に物事を決められる視点を養うことができます。 「おりがみ」は手先の器用さを養うことができて脳の発達にも役立つほか、ただの四角い紙から色々なものを作りだす創造性も育てることができます。 「かるた」は様々あり、「小倉百人一首」や「郷土かるた」などもありますが、古典的な「いろはかるた」は、子どもが文字や言葉を覚えるために「いろは歌」の文字順にことわざや教訓が当てはめられています。 ちなみに「いろはかるた」は江戸(東京)、上方(京都周辺)、尾張(愛知県西部)で内容が違いますが、地域に関係なくどれも聞いたことがあることわざです。 例えば い [江戸] 犬も歩けば棒に当たる                  [上方] 一寸先は闇   [尾張] 一を聞いて十を知る ろ [江戸] 論より証拠 [上方] 論語読みの論語知らず [尾張] 六十の三つ子 「六十の三つ子」は、年をとると再び幼児のようになること、つまり、年をとって幼児のように無邪気になったり聞きわけがなくなったりするという意味なんですよ。 このような「隔世伝承あそび」ですが、誰も「伝承」しようという意志がなければ、放っておくと消滅してしまうのです。 「伝承」とは、「受け継いで後世に伝えること」をいいますから、受け継いだ人は「強い意志」を持って伝えていかなくてはいけないということになります。 時代とともに環境や「あそび」が変化していく中で、新しい文化の中でも、これまでの日本の「良さ」を「伝承」し続けていきたいものですね。 お問い合わせは、プロフィールにありますホームページの「お問い合わせ」からお気軽にお声がけください。 いつの日か、「じゃんけん」もなくなる日がくるかもしれませんね。 ⁡ ⁡ ⁡ [一般社団法人 目白心理総合研究所] 臨床心理士 / 公認心理師 / キャリアコンサルタント / CEAP / EAPコンサルタント / CBT Therapist®︎ / CBT Professional(EAP) / CBT Extra Professional ®︎ ⁡ 目白駅から徒歩2分 池袋駅から徒歩10分 ⁡ ⁡ #認知行動療法  #カウンセリング  #心理学  #メンタルヘルス  #臨床心理士  #公認心理師  #セラピスト  #カウンセラー  #悩み事  #カウンセラー養成講座  #資格取得  #オンライン研修  #研修  #隔世伝承あそび  #伝承  #お手玉  #おはじき  #じゃんけん  #おりがみ  #かるた

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