承認欲求 ~ 自分で自分を認める ~

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承認欲求 ~ 自分で自分を認める ~ 近年、若者を中心に「承認欲求」の強い人が増えていると指摘されています。 「承認欲求」とは、「他者から認められたい」という願望、すなわち「褒められたい」という欲求に相当しますが、「承認欲求」が強くなりすぎれば、「承認」が得られないことへの不満も強くなってしまいますので、日常生活に支障をきたしてしまう場合があります。 その背景として、ひとつは1990年代以降から「自己肯定感を高める」ために「褒める教育」が推奨されてきたことがあげられます。 学校や家庭で褒め続けたその結果、若者の自己肯定感は高まるどころか、むしろ低下していることが指摘されており、傷つきやすく、キレやすく、すぐに落ち込みやすい若者が増えているといわれています。 そのほかの背景としては、SNSの普及の影響も指摘されています。 SNSに投稿した文章や動画にどのような反応があるのか、たくさんの「いいね!」 がもらえるのか、といった「他者からのリアクション=自分の価値」だと考える傾向が強くなって、「承認欲求」の高まりを刺激してしまうのです。 もちろん、SNSを活用しているのは若者だけではないので、年齢を重ねてから「承認欲求」が強くなった方もいらっしゃいます。 アメリカの心理学者アブラハム・マズロー(Abraham Harold Maslow)は、人間の基本的欲求を低次から「生理的欲求」「安全の欲求」「所属と愛の欲求 」「承認の欲求 」「自己実現の欲求 」 の5段階に分類し、下から順に欲求を満たそうとする「欲求階層説」を提唱しました。 「生理的欲求」から「承認の欲求」までを「欠乏欲求」 といい、「欠乏欲求」が満たされていないと、人は不安や緊張を感じるとされています。 現在の日本では「生理的欲求(食べたい、眠りたい)」や「安全の欲求(安心して暮らしたい)」は、満たされている人がほとんどですから、次の「所属と愛の欲求(家族を持ちたい、仲間が欲しい)」が満たされた後に「周りから認められたい、自分自身に価値を感じたい」といった「承認欲求」が芽生えてきます。 自分の存在が周囲や社会から認められることで、高次欲求である「自己実現の欲求」に向かうことができると考えれば、「承認欲求」を満たすことはとても大切なことではあるのですが、この欲求が過剰になりすぎることで、むしろ「承認欲求」が満たされなくなって、いつまでも「自己実現」に向けた欲求を満たすことができなくなってしまうのです。 以前の投稿で、効果的に「褒める」コツについて触れましたが、単に褒められて育った子どもたちは、いつの間にか自分の考えではなく、常に「他者の承認」を判断基準とし、ついには、先生や親の「期待を満たす」ことが行動や人生の目的になって、自分が何をしたいのか、何をすべきなのかが分からなくなってつまずいてしまうのです。   無性に誰かに褒めてもらいたい気持ちが強くなったら、プロフィールにありますホームページの「お問い合わせ」からお気軽にお声がけください。 「他人からの承認」を求めるよりも、まずは自分が自分を認めることが大切ですので、自分を心から褒めてあげることができるようにお手伝いをします。 ⁡ ⁡ [一般社団法人 目白心理総合研究所] 臨床心理士 / 公認心理師 / キャリアコンサルタント / CEAP / EAPコンサルタント / CBT Therapist®︎ / CBT Professional(EAP) / CBT Extra Professional ®︎ ⁡ 目白駅から徒歩2分 池袋駅から徒歩10分 ⁡ ⁡ #認知行動療法  #カウンセリング  #心理学  #メンタルヘルス  #臨床心理士  #公認心理師  #セラピスト  #カウンセラー  #悩み事  #カウンセラー養成講座  #資格取得  #オンライン研修  #研修  #承認欲求  #欲求階層説  #アブラハム・マズロー  #褒められたい

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